ブラックジャック 雪組

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後ろを振り向くと、再び巨大ムカデの頭の上に紫のサングラスをしたクラーゴンが立ち上がり両手を広げ、歩道や他の昆虫の搭乗者たちからの嫌悪や恐怖の視線を再び、気持ち良さそうに全身に浴びている

他人がやはり気になる俺は、あのハートの強さは羨ましい

さらに後ろをついてきているゴウブはチラッと姿が見えるだけでどうなっているのか分からないがタガグロが何とかしてくれていることを願う

メインストリートをハサミに乗ったまま進み続けると五十メートルほどは高さがありそうな、ひと際巨大な蟻塚が左手に見えてきて、マガノンがそちらへとハサミを左折させる

蟻塚の前には何と虫専用の巨大駐車場のようなものまであり巨大昆虫専用の場所内の縄で示された枠線の中にマガノンがハサミを停止させる

降りるなり、レッドミラブ人の女性たちからマガノンは囲まれてハサミのことについて様々に質問されている

女性に詰め寄られてデレデレしているマガノンにリィナが「ケッ」と言う表情をして、巨大ムカデを駐車というか、駐虫するのに手間取っているクラーゴンを手伝いに駆けて行った

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俺は巨大ムカデの後ろからノロノロと翼を窮屈そうに畳んで四つん這いで駐虫場に入ってきたゴウブの方へと寝たままのセイを背負って走っていく

俺が近くに来るなりゴウブは「あの……俺、虫じゃなくて竜なんすけど……しかも俺の ドラゴンライダーはワハちゃんで、タガグロさんでは……」俺に控えめに抗議しようとして、頭の上に乗っているタガグロから「たっくんに文句言わないの!!男なら尊敬する人には黙って従う!!」と激しく怒られて「はい……すいません……そこの枠線の中でいいですよね……」しょぼくれたゴウブは大人しく、巨大虫用の駐虫スペースの中へと入っていく

ゴウブには何かほんと連れてきて悪いことしたなぁと俺は心の中で謝りつつ、降りてきたタガグロと共に、俺はセイを背負ったまま駐虫場の入り口で他の三人が来るのを待つことにする

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「まだ知らない世界があるんだな」巨大蟻塚を見上げながら呟くと、タガグロが「魔族国の街に作りが似てる感じやね」と言う

確かにそうである

虫がエアカーでビルが蟻塚だ

街の作りもアスファルトやコンクリートこそ無いが碁盤の目のようになっており、わりと考えられているようだ

「魔族の街を真似してみたのか、それとも古代都市や 俺が地球で住んでいた街に似せたのか……」「あ、そうか